東峰村
本村は平成17年3月28日に旧小石原村と旧宝珠山村が合併して発足した村で、福岡県中央部の東端に位置し、大分県日田市と隣接する中山間地域にあります。
東から北そして西には急峻な山地が迫り、その谷間を大肥川が中央部を南流し、大行司で合流する宝珠山川はその源流の渓谷の清流を集めています。北端にある小石原盆地は、盆地内の5つの小河川を集めて小石原川が西流し、江川ダムの水源となっています。
山林は、西九州内陸型の気候で、年間雨量は2000mmと多く、地味も肥沃で美林が多いのが特徴です。
福岡県ではふたつとなってしまった村のひとつですが、平成24年度にNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟し、日本の原風景に出会える民陶と棚田の里を守り続けています。
人口 | 1,899人(令和2年国勢調査人口) |
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面積 | 51.97km² |
URL | http://vill.toho-info.com |
産業 | 一次産業就業者数148人 二次産業就業者数333人 三次産業就業者数509人 |
名産 | 陶器(小石原焼・高取焼)、米(棚田米・小石原高原米)、乾しいたけ、チンゲン菜、トマト、東峰村の小さな宝ブランド品 |
周辺のイベント
周辺のスポット
県指定文化財 次郎坊・太郎坊磨崖仏群
次郎坊・太郎坊磨崖仏の伝説は、鎌倉時代正和年間、父の仇を探す刀鍛冶の次郎・太郎兄弟が、福井村で刀鍛冶に励んでいた時、敵と遭遇し敵討ちを挑みますが返り討ちにされてしまいます。その子孫が供養のためこの磨崖仏を彫ったと伝えられています。 昭和49年村道工事をするまでは現在より2mほど高い位置に旧道があり、容易に参拝することが出来たそうです。
小石原焼伝統産業会館
小石原焼伝統産業会館では、小石原焼の秘密がわかり実際に体験できるところです。展示棟では小石原焼の古窯や先人たちの遺作などが紹介されています。 施設では、手びねり・絵付けの体験ができます。
岩屋神社(耶馬日田英彦山国定公園)
岩屋神社本殿は権現岩の窪みを利用して造られおり、国の指定重要文化財になっています。閏年の旧暦9月19日(現在は10月19日)「薦替えの儀」が行われています。 薦替えは目隠しをし、榊の葉を咥え、かつては夜中に手さぐりで行われていましたが、現在は昼間に行われています。
県指定史跡 松尾城址
慶長5年黒田長政が関ヶ原の戦いの功により、豊前中津から筑前に入国した後は黒田家の支配下となります。慶長6年、黒田氏は福岡本城と同時に六端城を設けます。そのひとつがこの松尾城で城主は黒田(中間)六郎右衛門統胤でした。 その後元和元年、幕府の一国一城令により破却されましたが、現在は、きれいに整備された城跡がみられます。
道の駅 小石原 レストラン「こだち」
東峰村の野菜やお米を使った料理がお楽しみいただけます。中でもあっさりポン酢で食べても、うどんに入れても美味しい「とり天うどん定食」がおすすめです。
特製の皮と東峰村の高菜を使用した看板商品「高菜まんじゅう」
佐々木製菓
特製の皮と地元の高菜を使用した看板商品「高菜まんじゅう」は、絶妙な味のバランスがやみつきになる美味しさです。高菜から手作りしていて、保存料などは不使用です。季節限定の商品も販売しています。
周辺の名産・特産品
陶器(小石原焼・高取焼)
小石原焼には、飛びカンナ、刷毛目、化粧掛け、櫛描、打掛け、流し掛けなどの独特な装飾技法があり、約50戸の窯元がそれぞれの伝統を守りながら新しい作風を求め日々作陶を続けています。 髙取焼は、名茶人・小堀遠州好みの茶陶窯で、遠州七窯のひとつとして知られています。高麗風のきらびやかさにさびを求めた作風は「綺麗さび」と呼ばれ、気品に満ちています。