福岡県町村会

ふくちまち 福智町

福智町

平成18年3月6日に旧赤池町・旧金田町・旧方城町の三町が合併して「福智町」が誕生しました。
福智町は、福岡県の中部から北東よりに位置し、直方市・北九州市・香春町・田川市・糸田町・飯塚市と隣接しています。福岡・北九州市の両政令指定都市の中心からそれぞれ約45km、約35kmの距離にあります。
人口は約2万1千人、面積は42.06km²。町の中央部で彦山川と中元寺川が合流し、貫流しています。標高約900mの秀麗な福智山がそびえ、その山頂一帯は北九州国定公園に指定されています。高さ25mの滝が小渓谷をなす上野峡の近くには400年以上の伝統を誇る国指定伝統的工芸品「上野焼(あがのやき)」の窯元が点在し、陶芸の里となっています。
また、「かもめの水兵さん」「うれしいなひなまつり」などでお馴染みの、数多くの童謡を作曲した河村光陽氏の生誕地でもあります。町内には樹齢500年以上の天然記念物「迎接の藤」(県指定文化財)や樹齢600年以上の「虎尾桜」(町指定文化財)があり、開花シーズンになると大勢の花見客でにぎわいます。豊かな自然と文化に彩られながら、福智町は観光・教育をはじめとする人の活力を生かしたまちづくりを展開しています。

  • 福智山(山頂)

    福智山(山頂)

  • 泉質豊かな温泉

    泉質豊かな温泉

  • 白糸の滝

    白糸の滝

人口 21,398人(令和2年国勢調査人口)
面積 42.06km²
URL http://www.town.fukuchi.lg.jp/
産業 一次産業就業者数273人
二次産業就業者数2,510人
三次産業就業者数6,034人
名産 国指定伝統的工芸品「上野焼」、赤池梨、
とよみつひめ(イチジク)、博多あまおう、
米(上野の里米、弁天米、ほうじょう米)、
ふくち☆リッチジェラート、方城すいとん

Access

周辺のイベント

定禅寺藤まつり
定禅寺藤まつり

定禅寺藤まつり

4月下旬

定禅寺にある樹齢500年以上の県指定天然記念物「迎接(こうじょう)の藤」。4月中旬頃から見頃を向かえ、境内が薄紫色に染まります。藤まつり当日は延命を願って尺八の演奏や藤供養が行われます。

上野焼 春の陶器まつり
上野焼 春の陶器まつり

上野焼 春の陶器まつり

4月下旬

多くの人出でにぎわう「春の陶器まつり」。陶芸館や各窯元には、割引したお買い得商品が並びます。空クジなしのスタンプラリーや企画展が催され、巡回バスも運行。格式の高さを誇る上野焼もこの日ばかりは大盤振る舞いです。ふれあい市も連携して郷土料理をふるまいます。陶の里のメーンイベントです。

上野焼秋の窯開き
上野焼秋の窯開き

上野焼秋の窯開き

10月下旬

「秋の窯開き」は春とは趣を変え、参加窯元が工夫を凝らした新作や創作の品々が登場します。ふれあい市も連携して、美味しい料理をふるまいます。陶器のぬくもりと食のおいしさが訪れる客を迎える陶の里の秋ならではのイベントです。

ソバの花フェスタ
ソバの花フェスタ

ソバの花フェスタ

10月

伊方・弁城地区で栽培したそばの花が満開になるころ、白くて可憐なソバの花を楽しみながら、できたての手打ちそばを味わうことができます。

コスモスフェスタ
コスモスフェスタ

コスモスフェスタ

10月

満開のコスモス畑の中で、郷土料理などに舌鼓。低価格で楽しめる「枝豆取り」など、地域ボランティアが企画したイベントも評判です。

金田・神崎山笠競演会
金田・神崎山笠競演会

金田・神崎山笠競演会

10月中旬

電飾山笠の美しさと迫力ある練り回しで会場は光と熱気に包まれます。同日の日中は「稲荷神幸祭」が行われ、偶数年の10月第2土曜・日曜日には「飯土井神幸祭」で、華やかな山笠が地域を練り歩きます。

へいちくフェスタ
へいちくフェスタ

へいちくフェスタ

11月

かわいい「ミニちくまる号」やスピード感ある「軌道自転車」などこどもたちも楽しめる「鉄道のりもの体験」をはじめ、多彩なステージイベントを展開!飲食や雑貨店などが多く出店する「駅ナカマルシェ」も開催しています。

周辺のスポット

城山横穴群
城山横穴群

城山横穴群

南北約360m、東西約100mにわたる独立丘陵上に造営。事前調査の結果、横穴墓222基、横穴墓に伴う墳丘12基、横穴式石室墳1基、中世城郭を良好な保存状態で確認されました。城山横穴群は田川地域の中では最も古く、遠賀川流域で確認されている横穴墓でも最古の部類に入ります。九州内で200基を超える横穴墓群は4例しかなく、その4例の中でも当横穴群の密度は最も高いものと判断されます。

上野焼
上野焼

上野焼

上野焼の窯元は、里の入り口から福智山の登山口にかけて20数件が点在しています。「上野の里ふれあい交流会館」で自分好みのやきものを見つけたら、散策がてら窯元めぐりを楽しんだり、歴史を宿す陶の里めぐりをしてみてはいかがでしょうか。

興国寺
興国寺

興国寺

7世紀後半の創建とされ、足利尊氏が国家安泰のために定めた安国寺第一位の寺です。京都南禅寺などの住職を歴任した高僧・無隠元晦禅師の座像や興国寺文書、 観音堂など数々の寺宝や文化財があります。また、足利尊氏が身をひそめたといわれる「隠れ穴」や、 枝を切り落とし、土中にさかさまにさして戦運を占ったという「墨染桜」、「馬蹄石」、尊氏の守り本尊だったという「千手観音」などが伝えられています。

伊方古墳
伊方古墳

伊方古墳

6世紀の終わり頃に作られたと考えられる、高さ約5m、直径約32mの円墳です。田川地方においては この時期最大規模の古墳です。 内部は前後2室からなる複室構造の横穴式石室で、埋葬状態や副葬品は不明な部分が多いのですが、出土品に金銅装の馬具のような 豪華な副葬品も見られることから、かなり有力な人のお墓と考えられます。

九州マクセル赤煉瓦記念館
九州マクセル赤煉瓦記念館

九州マクセル赤煉瓦記念館

九州マクセル赤煉瓦記念館は、三菱合資会社が炭鉱産業で筑豊地方に進出した際、明治37年ごろに建設されたヨーロッパ風の重要な建築物。重厚で高品質な赤レンガの構造で、実際は2階建てですが、一部(送風機室)が3階建てに見えるという特徴を持ちます。当時はこの部分に送風機が設置され、坑内へと通気用の風が送られていました。

虎尾桜
虎尾桜

虎尾桜

孤高の一本桜「虎尾桜」。福智山の中腹にそびえる県内最大最古の希少種エドヒガンです。樹齢は600年以上、高さ17m、幹周り3.8mで、町の天然記念物に指定されています。春の訪れとともに、生命力溢れる鮮やかなピンク色の花を咲かせます。

福智山
福智山

福智山

標高901メートルの福智山は、町名の由来にもなった郷土を象徴する名山です。バリエーション豊富な登山コースが整備されていて、初心者から上級者まで、何度登っても楽しめます。 山頂は360度見渡す限りの大パノラマで、遠くは英彦山や脊振の山影が見え、東には周防灘、西には玄界灘を見渡すことができます。

岩屋権現の大杉
岩屋権現の大杉

岩屋権現の大杉

この大杉は人為的に植栽されたものではなく、実生により繁殖したと考えられ、今なお旺盛な成長を見せています。胸高周囲4.7メートル、枝下高9.3メートル、推定樹齢300から400年。県指定文化財(天然記念物)です。

福智町図書館・歴史資料館 ふくちのち
福智町図書館・歴史資料館 ふくちのち

福智町図書館・歴史資料館 ふくちのち

館内では全館Wi-Fi(ワイファイ)利用可、フタ付き飲料の持ち込み可。ふらりと立ち寄り、ついのんびりしたくなる居心地の良い空間を目指しています。 また、本を借りて読むだけでなく、3Dプリンターなどの最先端工作機器を体験できる施設や地元食材にこだわったベーカリーカフェ、上映会施設クッキング施設などワクワクするような機能を多く備えています。

ほうじょう温泉 ふじ湯の里
ほうじょう温泉 ふじ湯の里

ほうじょう温泉 ふじ湯の里

源泉掛け流しの優れた泉質が評判で、岩を配した和風の「福智山」と北欧風の「大藤」の大浴場をはじめ、足湯、家族風呂、リフト付きの介護用風呂などがあり、二つの大浴場は男女日替わりで利用できます。歩行浴、白湯、うたせ湯、石風呂、檜風呂、アロマサウナなど内容も充実。

白糸の滝
白糸の滝

白糸の滝

北九州国定公園内の上野峡にある落差25メートルの滝です。水しぶきを上げて一気に落ちる景色は見飽きることがありません。夏には涼を求めて多くの人が訪れます。 かつて松尾芭蕉の門人で芭蕉十哲の一人に数えられる俳人・志太野坡が、天保13年(1728)に門人とこの地を訪れ、その清遊の様子を野坡の門人で多賀神社宮司の青山文雄が『折躑躅』という書にまとめています。白糸の滝を眺めた後の野坡一行を上野焼陶工・伊左衛門が、自作の花瓶に躑躅などの花を折り入れてもてなした時、野坡は絶景の余韻をそのままに「投入れて 滝見顔なり 折躑躅」の句を詠んでいます。俳書『折躑躅』の中で上野峡(白糸の滝)は「桃源」「幽谷」などと記されています。 また、上野峡には清流があり、水浴びを楽しむことができるなど、暑い夏にはピッタリのスポットです。

日王の湯(ひのうのゆ)
日王の湯(ひのうのゆ)

日王の湯

日王の湯(ひのうのゆ)

天然温泉「日王の湯(ひのうのゆ)」は露天風呂や家族風呂、高温/低温サウナが楽しめる温泉をはじめ、レストラン、宴会場、宿泊設備、研修設備などを完備した温泉複合施設です。子どもからお年寄りまですべての人に優しいユニバーサルデザイン・バリアフリー構造を基本としています。地元特産物の展示販売や楽しいイベントも随時行っています。

フクチファインドフィールド
フクチファインドフィールド

福智(Fukuchi)の魅力を発見する(Find)場所(Field)

フクチファインドフィールド

フットサルコート、スケートパーク、3X3コートの機能を併せ持つ複合型スポーツ施設。ロッカールームやゆったりくつろげるコミュニティースペースを備え、施設を一望できるテラス席や様々な用途で利用可能なスタジオも完備されたクラブハウスがあります。

周辺の名産・特産品

とよみつひめ

とよみつひめ

美容と健康に良いと人気なイチジクは食後のデザートにピッタリ。糖度の高い「とよみつひめ」が人気を集めています。

赤池梨

赤池梨

山肌の傾斜を活用してつくられる赤池梨は明治時代からの歴史を持つ特産品です。 主力品種は幸水・豊水・新高。甘くて大きい実は人気が高く赤池ブランドとして市場に定着しています。

方城すいとん

方城すいとん

方城すいとんは5種類の野菜や地鶏のだしが特徴の福智町名物。1914年に三菱方城炭鉱で起きた爆発事故「方城大非常」の際、犠牲者の孤児らに振る舞われたのが起源で、その後郷土料理として定着。現在、当地グルメとして復活を果たし、ふじ湯の里などの町内店舗で販売中です。

ふくち☆リッチジェラート

ふくち☆リッチジェラート

町産の新鮮でおいしい果物や野菜のうち、味は良いのに規格外で売る事のできなくなったものを無駄にしたくない。 そんな気持ちから生まれたのが「ふくち★リッチ・ジェラート」です。 福智町産の食材を新鮮なまま、ふんだんに使用して作られた、贅沢で濃厚な逸品。新フレーバーも続々開発中です。

国指定伝統的工芸品「上野焼」

国指定伝統的工芸品「上野焼」

上野焼は釉薬が多種多様です。初期は、灰釉系の釉薬が主流でしたが現在は 銅釉を主体に灰釉や鉄釉、銅と鉄を混用した三彩釉など色々な釉薬が使われています。また、茶陶として発展した上野焼は、他の陶器類と比較して、極めて軽く、薄づくりであるという特徴を持っています。五感に心地良い、土の持つ素朴さ、力強さの中に「薄づくり」の上品さを秘めたその特徴現在にも受け継がれています。

博多あまおう

博多あまおう

ひと口頬張れば、みずみずしい果汁があふれ、イチゴの上品な甘みと芳醇な香りが口いっぱいに広がる「博多あまおう」。全国ブランドのイチゴの中でも「味」「色つや」「大きさ」など、17項目の総合評価で第1位。まさにイチゴの最高傑作と呼べる品質を誇ります。

米(上野の里米、弁天米、ほうじょう米)

米(上野の里米、弁天米、ほうじょう米)

彦山川水系の清流と福智山麓に広がる肥沃な大地で育てられた「上野の里米」「弁天米」「ほうじょう米」。ほのかな甘みと風味、ふっくらとした炊きあがりが自慢のお米です。主力品種は「夢つくし」「元気つくし」「ヒノヒカリ」。福智に降りそそぐ太陽と豊かな水の恩恵をたっぷりと受けて育ったお米は、地元物産館の「上野の里ふれあい市」と「ふくちの郷」で販売されています。

福智ブレンドコーヒー

福智ブレンドコーヒー

世界一に輝いた焙煎士・後藤直紀氏(豆香洞コーヒー)が、世界中から集めた最高級の生豆の中から福智町のためにオリジナルブレンドを焙煎。香り・酸味・苦味・コクに至るまで、絶妙なバランスを演出し、毎日楽しめる一杯に仕立てた厳選品です。

お食事処 花みずき

お食事処 花みずき

県道22号直方田川バイパス沿いにある食事処。ランチメニューは定食と丼物を中心に、夜は刺身定食や海鮮丼などもラインナップ。是非、近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。